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Posted by おてもやん at

2016年01月02日

今年は夏目漱石没後100年。

残念ながら、『坊っちゃん』。


↑コレは『カイジ』に登場する坊っちゃん。

1/3放送の新春TVドラマの題材は夏目漱石の『坊っちゃん』である。
しかも主演は嵐の二宮くん。
原作はコチラ

なにが残念かって、今年は漱石没後100年という節目の年。その年初を飾るテレビドラマの題材が、愛媛松山時代どっぷりの『坊ちゃん』だったことだ。
熊本人としては『草枕』とか『二百十日』がよかったな~、ってそりゃ無理な話だ。
全国的な知名度からいえばやはり『坊ちゃん』か『こころ』または『吾輩は猫である』だろう。
だが『こころ』はテーマが暗すぎて正月には不向き、『吾輩は~』はいかんせん猫のモノローグである。となればやはり『坊っちゃん』を、となるのは自然な流れだ。

”地元の英雄を大河ドラマの主人公に!”という招致活動が各地で絶えず行われている。
その際最も重要なことは、ある歴史上の人物と地域とを自然にヒモづけすることだ。
それは①「出身地」や②「全盛期に拠点としていた地域」、また③「その人物によって大きく発展した地域」であったりする。
例えば坂本龍馬であれば①高知(土佐)②京都・東京(江戸)③?
織田信長であれば①愛知(尾張)②滋賀(安土)③岐阜となり、
徳川家康であれば①愛知②③江戸(東京)で、
熊本でいえば①横井小楠②夏目漱石③加藤清正となる。
上の①②③以外の関連づけでPRしていると「ちょっと無理あるな・・・」と思ってしまう(「○○が幼少期を過ごした地」「●●はこの道を通って歴史の表舞台へ上った」・・・)。

さて、夏目漱石である。
先ほど熊本で全盛期を過ごした例として漱石を挙げたが、実際のところどうなんだろう。
「もちろん熊本たい!」
「いや愛媛ぞなもし!」
「なにを言う。作家としてブレイクした東京に決まってる」
まるで数球団を渡り歩いて引退した野球選手が、「元巨人」なのか「元中日」なのかはたまた「元メジャー」なのかにコダワるようなしょうもなさである。
その選手は「元巨人」であり「元中日」であり「元メジャー」でいいのだ。

漱石が活躍したのは松山であり熊本であり、そして東京である。
今年の新春ドラマではたまたま松山の『坊っちゃん』が題材になったが、それでいいのだ。
それによって熊本での活躍が色あせるようなことなど決して無いのだから。

漱石没後100年。
前千円札の肖像で”ニッポンの宝”の文豪をみんなで仲良く偲ぶ一年にしましょ。


  

Posted by 金龍堂まるぶん店 at 12:02Comments(0)出版界を思う