2015年08月14日
「E.YAZAWA」以来の衝撃!村上春樹氏が熊本に来ていた!
もう何年前だろう、とにかく10年以上前の話だ。
僕は普通に信号待ちをしていると、ひときわ大きなトラックが何台も僕の前を横切っていた。
当時僕は”ツアートラック”というモノの存在を知らず、
荷台にでっかく「E.YAZAWA」と書かれたトラックを見て、
訳もわからずただただ「なんだコリャ!?」と声を上げた。
「あのバスが停まった先でいったい何が起こるんだろう」
僕はそのE.YAZAWAバスを追っってみたが、足vsバスでは太刀打ちできるはずもなく、あっけなく撒かれてしまった。
その後も行ってしまったE.YAZAWAバスが気になってしかたない僕は
ネットで調べ上げ、この日熊本で矢沢永吉のコンサートが熊本で行われることを知った。
「あんなにたくさんのトラックを引き連れてコンサートを行うなんて、やっぱり永ちゃんはとてつもなくビッグだな!」
幸い会場は自転車でいける距離にある。衝動を抑えきれなくなった僕は、ただただ興味本位でライブ会場へ行ってみることにした。
チケットはないが、そんなことはお構いなしだ!
果たして到着したライブ会場(確か熊本市民会館)。そこで見た光景は、まさに衝撃だった。
開場待ちのごった返すお客さんの姿が、いる人いる人全員が”永ちゃん”なのだ。
白スーツにリーゼント、そして首にかかるロングタオルに書かれた「E.YAZAWA」!
スタンダードなシャツとスラックス姿の僕は、余りの場違いぶりに怖じ気づき、足早に会場を立ち去った。
「永ちゃんはやっぱりスゲぇ!トラックも観客も全部自分のモノにしてるじゃん!」
帰りの道すがら、僕は感動で体の震えが止まらなかったのを今でも覚えている。
時は流れ、2015年。
この梅雨、村上春樹が熊本を訪れたという。
なんと48年振りらしい。
お忍びの取材旅行だったようで、その模様は『CREA』9月号に書き下ろしエッセイとして収録されている。
え!?もっと驚いてよ!
村上春樹が来たんだよ。
音楽界での矢沢永吉のボジション、作家でそれに匹敵するのが村上春樹である。
このエッセイを読みながら、僕は10数年前に遭遇した「E.YAZAWA」ショック以来の体の震えに酔った。
たぶん「H.MURAKAMI」と書かれたトラックで訪れたのではないだろう。
旅行中、どこぞでこっそり朗読の会が開催されていたらしい。
参加された人、う、羨ましい…
ただ、そこに「H.MURAKAMI」タオルを首にかけている人はいなかった。
また、熊本城の周辺をランニングされたらしい。
すれ違った人、う、羨ましい…
たぶん、そこにも「H.MURAKAMI」タオルを首にかけている人はいなかっただろう。
と、とにかく村上春樹という巨星が「今の生の熊本」を語った『CREA』のエッセイ、熊本人なら必見である。
残念ながら僕はお会いできなかったけど。
あれ、会わなかったっけ?
握手したような気がする…
サインを頂いたような気もする…
気のせいか。
もう忘れちゃった。
僕は普通に信号待ちをしていると、ひときわ大きなトラックが何台も僕の前を横切っていた。
当時僕は”ツアートラック”というモノの存在を知らず、
荷台にでっかく「E.YAZAWA」と書かれたトラックを見て、
訳もわからずただただ「なんだコリャ!?」と声を上げた。
「あのバスが停まった先でいったい何が起こるんだろう」
僕はそのE.YAZAWAバスを追っってみたが、足vsバスでは太刀打ちできるはずもなく、あっけなく撒かれてしまった。
その後も行ってしまったE.YAZAWAバスが気になってしかたない僕は
ネットで調べ上げ、この日熊本で矢沢永吉のコンサートが熊本で行われることを知った。
「あんなにたくさんのトラックを引き連れてコンサートを行うなんて、やっぱり永ちゃんはとてつもなくビッグだな!」
幸い会場は自転車でいける距離にある。衝動を抑えきれなくなった僕は、ただただ興味本位でライブ会場へ行ってみることにした。
チケットはないが、そんなことはお構いなしだ!
果たして到着したライブ会場(確か熊本市民会館)。そこで見た光景は、まさに衝撃だった。
開場待ちのごった返すお客さんの姿が、いる人いる人全員が”永ちゃん”なのだ。
白スーツにリーゼント、そして首にかかるロングタオルに書かれた「E.YAZAWA」!
スタンダードなシャツとスラックス姿の僕は、余りの場違いぶりに怖じ気づき、足早に会場を立ち去った。
「永ちゃんはやっぱりスゲぇ!トラックも観客も全部自分のモノにしてるじゃん!」
帰りの道すがら、僕は感動で体の震えが止まらなかったのを今でも覚えている。
時は流れ、2015年。
この梅雨、村上春樹が熊本を訪れたという。
なんと48年振りらしい。
お忍びの取材旅行だったようで、その模様は『CREA』9月号に書き下ろしエッセイとして収録されている。
え!?もっと驚いてよ!
村上春樹が来たんだよ。
音楽界での矢沢永吉のボジション、作家でそれに匹敵するのが村上春樹である。
このエッセイを読みながら、僕は10数年前に遭遇した「E.YAZAWA」ショック以来の体の震えに酔った。
たぶん「H.MURAKAMI」と書かれたトラックで訪れたのではないだろう。
旅行中、どこぞでこっそり朗読の会が開催されていたらしい。
参加された人、う、羨ましい…
ただ、そこに「H.MURAKAMI」タオルを首にかけている人はいなかった。
また、熊本城の周辺をランニングされたらしい。
すれ違った人、う、羨ましい…
たぶん、そこにも「H.MURAKAMI」タオルを首にかけている人はいなかっただろう。
と、とにかく村上春樹という巨星が「今の生の熊本」を語った『CREA』のエッセイ、熊本人なら必見である。
残念ながら僕はお会いできなかったけど。
あれ、会わなかったっけ?
握手したような気がする…
サインを頂いたような気もする…
気のせいか。
もう忘れちゃった。
Posted by 金龍堂まるぶん店 at 00:36│Comments(0)
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